Fictional Soundscapes

Fictional Soundscapes

Venue: KIOSK Zwarte Zaal, Ghent, Belgium Date: December 10th - 22th, 2021

都市は、人々の心の中で思い描かれ、想像される概念的な現象であるとするなら——。この《Fictional Soundscapes》は、あらゆる都市における環境音をミックスし続けることで、架空の環境音を生成するプロジェクト。世界中のあらゆる地点からの環境音が、海浜幕張駅周辺の情報と連動することで、耳馴染みがあるけれど、実際にはどこにも存在しない都市の環境音が立ち現れる。人々の雑踏、路面電車、海や森の囁き——これらが混じり合った架空のサウンドスケープから、あなたはどのような都市を思い浮かべるだろうか?

landscapes / music

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Urban Rhythmability

Urban Rhythmability

venue: TOKYO culture research, Roppongi Mori Tower, Tokyo Japan date: August 18th - 31st, 2020 interactive music piece based on urban landscapes

《Urban Rhythmability》は、都市が構造的に奏でるリズム性を探求し、都市のリズムとともに音楽を奏でる作品である。本プロジェクトは、六本木ヒルズ森タワー52 階TOKYO CITY VIEW から六本木のあらゆる風景を撮影することから開始される。その映像を機械学習プログラムを用い、六本木のオブジェクト(人間や自動車、電車、信号など)の動きを検出し、それらのオブジェクトの動きを楽譜上の音符として見立てることでリズムを生成する。それらのリズムと、六本木でフィールドレコーディングすることによって採取した環境音、そして楽音を等価に扱って作曲をすることで、都市・六本木が奏でる音楽の作曲を試みた作品である。

rhythmicity / machine learning

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Urban Reminiscence——Sound, Object, and Rhythm

Urban Reminiscence——Sound, Object, and Rhythm

venue: Sta., Tokyo, Japan date: July 4th - 11th, 2020

2020年7月4-12日の期間、渋谷・円山町Sta.にて、個展「Urban Reminiscence——Sound, Object, and Rhythm」を開催。都市の記憶を主題とした本展覧会は、都市・渋谷の廃材を採集し、その廃材が聴いていたであろう音をフィールドレコーディングするところから開始される。そして、その音を廃材に定着させることで、都市の廃材から音を奏で、複数の環境音をミックスすることによって、めまぐるしく移ろう都市の記憶を回想することを試みた作品である。都市空間で使用された物質たちの歪められた物質性を活かし、サウンドスケープの追憶的側面を追求し、それらを用いたサウンド・パフォーマンスも実施した。展示空間は開かれた空間になっており、リアルタイムの渋谷の環境音と過去の環境音を並行して聴取できる環境であった。

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Algorithmic Urban Composition

Algorithmic Urban Composition

venue: Listening Room, Center for Computer Research in Music and Acoustics(CCRMA), Stanford University date: March 25th, 2019 interactive music piece based on urban landscapes

物体検出アルゴリズムによって、複数の都市風景を可聴化し混ぜ合わせることで、都市から音楽を紡ぐ「都市作曲」の可能性を模索する作品。自然/建築/人間など、現代都市は複数の要素から成立しており、機械の目を通してそれらの要素から音を生成することで、聴覚的に都市風景を再表象することを試みている。都市の複雑性を視聴覚作曲の領域に応用することで、どのような音と空間をつくりあげることが可能かを推論している。

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